WEEKEND HOUSE
軽井沢に建つ別荘です。奥行きのあるアプローチは白御影石舗装で、幅2mの間隔で規則的にコンクリートの自立壁がエントランスの奥まで貫通していきます。
コの字型に建物に囲まれたコートヤードです。ウッドデッキの床材にはイロコ材を使っています。
ダイニングからコートヤードに面したガラスウォールを眺めます。12mmの空気層をもつ複層ガラスを用いています。天井高はおよそ6m、足元にPSヒーターを埋め込んでいます。
ダイニングからキッチン越しにリビングを見通します。キッチンカウンターはコーリアンで全長6m。右手のサッシの下端は、床と同面で納めています。
エントランスから地下のホールを見ます。アプローチのコンクリート自立壁がここまで貫通しています。床はフロストガラスで床下に照明を設置した光床です。正面の壁はライムストーンの小口積みで、12度外倒しにされています。隙間に取られたトップライトからの光が壁の質感を照らし出します。
所在地:長野県軽井沢町 用途:別荘
設計監理:藤吉秀樹建築計画事務所 構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上2階 地下1階 延床面積:694.0㎡ 竣工年:2002年