トップメッセージ

代表取締役会長兼社長 北野貴裕

北野建設の基本理念

北野建設は、地域密着型の事業活動を通じて、社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。
経営理念である「顧客からの信頼を第一義に考え、高品質・高付加価値なものづくりに徹し、社会の期待に応え、ともに発展する」は、全ての役職員が共有する使命であり、志であり、そして価値観です。

事業活動3原則

当社が事業を行ううえで大切にしている3つの活動原則、「品質」「安全」「コンプライアンス」。当社の全ての役職員は常にこの原則のもと行動しています。
「品質」は、ものづくり企業としてお客様に高品質・高付加価値な商品を提供するため、常に追求していかなければならない我々の使命です。中堅の建設会社として、また地域密着企業としての特徴を活かし、現場所長がすべての工程に目を配り、お客様のご要望に応え、納得いくまで手間をかけて建物という作品を創り上げる。当社は技術集団を標榜する企業として、その姿勢を大切にして日々施工技術の研鑽に努めています。また「品質」を維持していくためには技術者の継続的な育成も欠かせません。日本国内では建設技術者を志す若者の減少が憂慮されるところですが、当社は若手技術者のやる気を引き出すことに重点を置いたきめ細かいOJT教育に加え、毎月のOFF-JT教育による様々な研修を実施し、北野建設の将来を担う人材の育成に力を入れています。具体的には入社1年目からから年次ごとの能力目標を設定、入社6年目までには一人前の現場所長に育てることを目標として、現場管理のスキルアップと人間的魅力の醸成に力を注いでいます。
「安全」は、事業活動を行ううえで常に優先すべきことであり、企業として人命尊重を第一に考えることは当然です。「人命の尊厳は何人も侵すことの出来ない至上のものである」。当社の役職員や現場に携わる協力企業の作業員は、労働安全衛生管理を徹底し、労働災害やその他の災害事故が発生しないよう細心の注意を払って活動しています。特に日々の巡視活動や安全指導により、職場での安全に対する意識を形骸化させないことに重点を置いています。
「コンプライアンス」は、企業が社会の一員として信頼され、ともに発展していくために不可欠であると考えます。当社は法令や社会規範を遵守し、経営に健全なコーポレートガバナンスが機能し、かつ確保されるよう努めてまいります。

地域社会や環境への取り組み

当社には、建設事業のみならず文化芸術やスポーツなど様々な分野で、地域社会はもとより我が国の発展に様々なかたちで貢献し社会的責任を果たしていくという企業精神があります。
そのひとつは「北野建設スキー部」。ウインタースポーツのメッカ長野を創業地とする企業として、スポーツ振興に寄与する目的で1971年に創部され、現在に至るまでオリンピックをはじめとする様々な国際大会に当社スキー部から日本代表の選手やコーチを送り出してきました。
また2019年に設立した「北野財団」では、奨学金制度により経済的理由で就学が困難となっている向学心の強い学生をサポートしたり、文化団体やスポーツ競技団体への長期的かつ安定的な助成を行うことで、より一層地域に根差した貢献活動の充実を図ってまいります。
文化芸術活動においては、主に長野地域での文化発展事業を育み、創業者の美術収蔵品を展示する美術館の創設や、歌舞伎や文楽をはじめとする古典芸能を地域の方々に披露する劇場「北野文芸座」を長野市の善光寺参道沿いで運営し、地域の皆様から愛されています。
環境への取り組みでは、信州の自然環境を維持し魅力ある地域社会の形成に寄与するため、2001年に環境ISO14001を取得し、工事における建設廃棄物のリサイクル率向上やCO2の排出量削減に努めるとともに、お客様にも省エネ設備の設置を積極的に推奨しております。また2013年には、経済産業省より再生可能エネルギー発電設備の設置に関する認定を受け、グループの川中嶋カントリークラブのゴルフ場跡地を利用した太陽光発電(メガソーラー)事業を開始し、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。

未来を育てる人がいる

北野建設の価値を生み出す資産である「人」。当社の作品を創造し、将来に亘って支えていくのはまさに社員という人です。人材を育て、高品質・高付加価値なものづくりを通じて将来の社会資本整備や保全事業に参画し、ともに発展していく。当社は創業から70年を超え脈々と受け継がれてきたこの企業理念・企業姿勢を堅持し、地域社会やお客様に信頼される企業として持続的な事業活動を推進し、更なる企業価値の向上を目指してまいります。